「旅行の準備をしようと思ってスーツケースを出してきたら壊れていた…。」
「石畳の上を走行していたらキャスターが折れた!」
「気づいたらスーツケースのハンドルが取れていた。」
このページをご覧になっている方はこうしたお悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。大切なスーツケースが壊れてしまった場合、どのようにしたらいいのか。今回はスーツケースの修理について掘り下げて解説していきます!
目次
- スーツケースの破損はどこで起きたものなのか
- スーツケースの修理は有償?無償?
- 1回しか使っていないスーツケースが壊れた!こんなことあっていいの?
- スーツケース修理の費用相場は?
- スーツケースの修理はどこに出せばいい?
スーツケースの破損はどこで起きたものなのか
販売店などに修理を持ち込む前に、どういう状況で破損したのか整理してください。スーツケースは消耗品ですので、通常使用時でも徐々に劣化していくため破損してしまうこともありますが、航空会社に預けた際に破損してしまうこともあります。航空会社による破損の場合は利用航空会社の係員にお申し付けください。
スーツケースの修理は有償?無償?
まずはお使いのスーツケースに保証が付帯されているかどうか確認しましょう。保証付きのスーツケースであれば、保証の適用範囲内であった場合、無償修理が可能になります。この適用範囲を誤解されている場合が多いのですが、保証があれば何でも無償というわけではなく、スーツケースの保証はメーカー側の瑕疵や初期不良を対象としている場合が殆どです。通常使用による傷や摩耗、破損等は対象となるかは保証サービスによって異なりますのでご注意を!
通常使用での破損も保証するhands+(ハンズプラス)の修理保証
次に、保証の適用範囲外、あるいはそもそも保証が付帯されていない場合です。この場合でも明らかな初期不良の場合、メーカー側が無償で対応してくれることが多いです。じゃあ、一体保証とは?って話になるのですが、この話はまた改めて解説しましょう。
「初期不良かどうかなんてわかるものなの?メーカー側が無償にしたくなくて言ってるんじゃないの?」なんて思う方もいるかもしれませんが、調べれば大体わかりますし、使用される方のクセなどもわかります。スーツケースの場合、メーカーの多くが自社工場を持っておらず、国外の外部工場で製造されます。そのため、初期不良品は外部工場の品質向上のための貴重なサンプルとなりますので、雑な対応することのほうがリスクと考えるメーカーが多いはずです。出所の怪しい激安スーツケースなどでなければ、しっかりと判断してくれるでしょう。
1回しか使っていないスーツケースが壊れた!こんなことあっていいの?
実際スーツケースを修理に出した経験のある方で、このようなことを感じた方もいるのではないでしょうか。初めての使用で壊れた…でもこれ、全然あります!!一旦、スーツケースを自動車だと思ってみてください。新車でもどこかにぶつければ壊れますよね?スーツケースだって同じです。でも、自分はぶつけた覚えはないぞ!…そう、自動車と違う点がここなんです。冒頭でもお伝えした通り、航空会社による破損の可能性があるわけです。
そしてもう1点、自動車は正しい乗り方を学んで免許を取得してから使用します。でもスーツケースは違います。知らず知らずのうちに壊れやすい使い方をしてしまっている場合があるのです。スーツケースの正しい使い方については「使う前に知っておいてほしい!スーツケースとの正しい付き合い方」をご覧ください。
スーツケースの修理の費用相場は?
メーカーに修理に出した場合の費用相場ですが、メーカーやブランドによってだいぶ差がありますので、お見積もりを取るまではなんとも…と言いたいところですが、やはり気になるところですよね。今回は1~3万円程度のスーツケースを販売されているメーカー約10社ほどにヒアリングして相場をまとめてみました。なお、サムソナイトやプロテカなど高級ブランドはこれ以上かかることが予想されますので、その辺りはご容赦ください。
スーツケース修理の費用相場
※上記金額等はメーカーへ直接依頼した場合の目安として記載しております。
※送料等は含まれておりません。
※販売店に持ち込まれた場合は別途手数料が発生する場合があります。
※修理不能によりメーカーで廃棄を希望する場合、廃棄代が発生する場合があります。
スーツケースの修理はどこに出せばいい?
いざスーツケースを修理に出そうと思っても、どこに出せばいいのかわからないという方もいるかもしれませんね。修理をする際の選択肢をご紹介します。
①メーカーへ直接依頼する
まず最初にあたるべきはメーカーです。純正品に勝るものはありません。納期は繁忙期と閑散期では異なりますが、約2週間~1カ月程度です。メーカーによっては修理部門を持っていない場合や、販売店を通してでないと受け付けていない場合もありますので、まずはメーカーホームページを確認しましょう。
②販売店へ持ち込む
こちらも一般的な修理の窓口といえます。なにより、スーツケースを購入した際に担当したスタッフに依頼することは安心感もあります。ですが、店舗で修理を行うわけではなく、結局はメーカーに送ることになりますし、見積もり連絡や配送手続きも店舗を経由するため、どうしても納期は長くなってしまいます。また、販売店によっては修理手数料がかかる場合もあります。
③修理ショップに依頼する
メーカーに修理を出すのが一番と思われがちですが、メーカーが自社に修理部門を持っていない場合、専門業者と提携している場合も多いのです。また、修理部門を有するメーカーでも対応できない場合に駆け込み寺として活用される場合があります。そのため、最初から下記のような修理ショップに依頼するのも手かもしれません。
④自分で直す
個人で直せる可能性がある部分としてはキャスター交換があります。amazonなどで調べるとDIY用の交換キャスターが販売されているのが見つかるはずですので、個人でもやってやれなくはないです。…が、あまりおすすめしません。純正のキャスターは走行時の振動などで緩んでこないようにかしめられています。それをDIYでネジなどにしてしまうと、緩みの原因になってしまいますし、締める際の強さにバラつきがあると走行性にも影響が出てしまいます。純正品を外す作業も、慣れない方がやるとかなりの時間を要すると思います。タイムイズマネーだと考えると、結構コスト高いと思います…。
さいごに
大切な旅の思い出を詰め込んだスーツケースを、修理しながら長く使っていただけることは非常に嬉しいことです。しかしスーツケースの自然劣化は避けられません。修理をしても今度は違う場所が壊れやすくなっていることもあります。修理費用が高額になる場合は、スーツケースの買い替えも含めて検討してみてください。
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