FREQUENTER(フリクエンター)フリクエンターは1824年(文政7年)創業の老舗、エンドー鞄の手掛けるブランド。フリクエンターといえばキャスターの静穏性。ここ10年近くキャスターの性能ではトップを走り続けているといっても過言ではないと思う。振動を軽減させる特許構造のキャスターは一般的なキャスターと比較すると素材自体も柔らかいため、摩耗に弱いのではないかといわれることもあるが、私自身2台所有しているが決してそんなことはない。仮にキャスターが劣化や破損してしまっても自分自身で交換も可能。交換キャスターがあることは非常に珍しく、この点も大きな差別ポイントになっている。価格は2万円台~3万円台。キャスターの性能を考えれば決して高くないといえる。一方弱点があるとすればキャス...2019.08.02 16:11伝道師の視点から
BERMAS(バーマス)バーマスは1919年にドイツで生まれたブランド。2008年に兵庫県豊岡市に本社を置く衣川産業株式会社がブランドを取得、BERMASの理念を守りながら企画販売している。衣川産業という会社は非常に堅実なモノづくりをする社風のため、質実剛健なバーマスブランドとの相性は非常によく、ハードケース、ソフトケースともに堅実なアイテムが多い。私は「スーツケース業界の学級委員長」と勝手に呼んでいる。よく言えば真面目なのだが、悪く言えば遊び心が少ないので、明るいデザインのスーツケースを求める方は他のブランドを探しましょう。待っていても絶対出てこない。その真面目さはスーツケースの容量表記によく表れている。スーツケースの容量計測は業界基準が無いため、容量を...2019.08.02 14:48伝道師の視点から
AmericanTourister(アメリカンツーリスター)アメリカンツーリスター(以下、アメツーと省略)は1933年に誕生したアメリカのブランド。1995年に買収され、現在はサムソナイト傘下。サムソナイトよりも安価の価格帯ではあるものの、格安というほどではない。種類は豊富の為1万円~5万円程度までと価格の幅も広い。サムソナイトにも言えることだが、近年徐々に値上げ傾向でアメツーが担っていた低価格帯にはカメレオンというブランドを配置し、3ブランドで全価格帯を包囲しようという戦略のようだ。さすがサムソナイト…抜かりない。機能的に革新性のあるものは少なく、デザイン性を重視している傾向。デザイン的にはPOPなテイスト、カラーバリエーションが豊富。日本のマーケットに合わせ、国内ではハードケースのライン...2019.08.02 13:00伝道師の視点から
SUNCO(サンコー)サンコー鞄は1893年(明治26年)創業、日本を代表するスーツケースメーカー。スーツケースといえばキャスターがついていて、伸縮するキャリーバーがついていて、TSAロックがついていて…そんなイメージがあると思いますが、いち早く導入して日本に浸透させたのはサンコー鞄。最近だと抗菌ハンドルを新型コロナの感染拡大する前から開発したりと先見性がとにかく高い。そんなサンコー鞄の主軸ブランドがSUNCO(サンコー)です。そう、めっちゃ凄いブランドなんです。でも、サンコーのことを知っている人ってあまりいない。日本のスーツケースメーカーといえばエースなら知っているけど…って感じじゃないですかね?まぁ、若い人はエースもあまり知らないかもだけど。サンコー...2019.08.02 04:59