「ルイ14世の肖像」(1701)
「ルイ15世の肖像」(1730)
今回は珍しくストレートな肖像画を取り上げてみました。
普段はあまり肖像画には興味ないんですが、この肖像画はリアルな質感と装飾の美しさを楽しむことが出来ますね。
本作はロココ美術初期に活躍した肖像画家リゴーの代表作です。優雅かつ荘厳な肖像演出を得意とし、王侯貴族や富豪達から絶大な支持を得ました。特にルイ14世の肖像画はルイ14世本人が絶賛したといわれており、元々はスペイン国王フェリペ5世へ贈呈する為に制作されたものでしたが、ルイ14世が大変気に入った為、手元に残したと伝えられるほどです。
ルイ15世の肖像画と比較するとわかりやすいですが、数段高いヒール、脚の線を美しく見せるためのポージング、全体の配色などからリゴーの苦労が窺い知れますね笑。
ちなみにルイ14世の持っているスーツケースは2019年のスーツケース大賞の最優秀賞「LOJEL CUBO」です。まさに太陽王が持つに相応しいスーツケースですね。
そして次の王ルイ15世が持つのは「スパッソ セパレーター」、これは何かの暗示でしょうか…。
本日の出演スーツケース
・LOJEL CUBO
・スパッソ セパレーター リュックキャリー
(このシリーズは私の大好きなスーツケースと絵画を組み合わせた二次創作です。普段馴染みのない人にも興味を持っていただくきっかけ作りとして、遊び心を持ってやっているもので、名画を冒涜する意思は一切ありません)
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