フォトジェニック!?スーツケースの再就職先があるってホント?

どうも、三度の飯よりスーツケース!スーツケースの伝道師です。

突然ですが、皆さんは役目を終えたスーツケースがどうなるか考えたことがありますか?そのほとんどが粗大ごみとして処分されるんです。スーツケースメーカーのエースは一部アイテムを対象にリサイクルプロジェクトを行なっていたり、発展途上国の支援に使う団体も存在しますが、リサイクルされるのは全体のごくわずか…。


そうした中、面白い形でスーツケースを再利用している場所があるので、本日はそんな素敵スポットをご紹介します!

その場所は千葉県市原市にある、小湊鉄道の上総川間駅という小さな駅にあります。1時間に1本ほどしか電車の停まらない、とってもローカルな駅です。
ご覧のとおり、無人駅ってやつです。この長閑な駅と竹製トランクが絶妙にマッチしてますねぇ〜!
ある種、この時点でスーツケースマニアとしてはフォトスポットと呼べるのですが、お見せしたいのはここではありません。さぁ、こちらをご覧ください!
じゃーーーん!!見てください!このテンションMAXになる壁を。…え?なんだかよくわからない??ただのレンガの壁じゃないかって?まぁ、慌てないで。それではこちらをご覧ください!
これ、実はスーツケースが壁に埋め込まれているんです!どれもなかなか使い込まれたスーツケース達ばかりです。ほら、このスーツケースなんて内装生地がしっかりとボディに貼られています。最近のスーツケースではあまりやらない手法ですよ!
これはポリプロピレンのスーツケースです。これも懐かしい仕様ですねぇ。ボディにしっかりとレンガが詰め込まれています。

見れば見るほど不思議な壁ですが、この壁の真骨頂は反対側からの眺めなんです。さあ、ご覧ください!
わかりますか?役目を終えたスーツケース達がフォトスポットとして生まれ変わって、第2の人生を歩んでいるのです。ちょっと感涙モノじゃあないですかっ!
こっちには妙に近畿日本ツーリスト推しのスーツケースがいますね!こういうステッカーから使用していた人を想像するのも楽しい時間です!
ほら、ここにはプロテカのラグーナライトがいますよっ!AKB48の篠田麻里子さんがCM出演したことでも話題になりましたねぇ〜。
これまた懐かしい仕様の2輪キャスターです。すっかり見かけなくなりましたよねぇ。

私はこうした古いスーツケースを見つける為にリサイクルショップに行ったりするんですが、ここでは風雨や紫外線に晒され続けるスーツケース達のレアな姿を見ることが出来ます。これはリサイクルショップでは見ることが出来ないです。少し可哀想な気がしなくもないんですが、研究的視点では非常に、ヒジョーーーに興味深い!!
まぁ、私のようなマニアックな視点でこの場所に来る方も少ないとは思いますが、普通の方はこのようにSNS映えする写真を撮ってもらって楽しんでもらえたらよいと思います。

そうそう、この場所は一体何のために存在するのかという話ですが、実はこれ、市原アート×ミックスという町おこしの中の一つで、キューバ人アーティストのジョアン・カポーテ氏の作品なのです。作品名は「Nostalgias」、まさにノスタルジックな気持ちに浸ることが出来ました!
千葉県とはいえ、決して都心から近いというわけではないですが、のんびりした時間を過ごしたいなら、ぜひ足を運んでみてください。近くには市原湖畔美術館もあるので、アートに囲まれた休日を過ごすことが出来ますよ〜!

スーツケースの伝道師の巣

【スーツケースの伝道師公式HP】スーツケースや旅の道具をこよなく愛するトラベルグッズのスペシャリスト、スーツケースの伝道師(さと)があの手この手で道具の魅力を発信します。テレビ、ラジオ、雑誌、イベントetc…基本なんでもやりますが、グラビアはごめんなさい!

0コメント

  • 1000 / 1000